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『何でこんなことしなきゃなんないのだろう?』 人生の中で誰もが一度や二度どころか何度も悩むことに今わが身が置かれている。
『問題児のフレンチブルをよろしく』なんていうお気楽な紹介をする人間が身近にいたものだから、診るだけは診てみようと診ると、初回で私の肉体と精神がボロボロになるようなわんこだった。
1回目のレッスン プロの私が暴れん坊の超大型犬に接する時の気迫とエネルギーを投じてみても、そのフレブルが他犬に対する興奮を完全に抑えることはできず、リングに立って吠えまくるK1の選手を相手に闘った状況だった。(大げさな表現だと思っていたら大間違いですぞ。私は真剣です)
2回目のレッスン 前回私はダウン寸前だったが、相手のフレブルも相当なダメージを受けていたらしく、2回目は吠えたてる姿が消えていたのは驚きだった。 だが、眼は他犬をフォーカスし油断すると無言で飛びつく動作が見られた。 フォーカスする行動を許さないためだけにも、ボクシングのノックダウンを奪うような連打が必要だった。
他犬に対して飛びつくことは興奮度の高い多くの犬に見受けられる。 口や前足で突っついて遊びを誘発する行動だ。
今日3回目のレッスン このフレブルの行動が遊びなのか攻撃性があるのかをはっきりさせるために、我が家の愛犬アモを用立てた。 以前からアモの反応がおかしいことに私は気づいていた。 『こいつは明らかに異常だよ』とアモは距離を置いていたのだ。 だが、飛び掛かるだけなのか攻撃するのかの確認をする必要があった。
あっという間にアモは噛まれた(後に右目の上であることがわかった)。
攻撃性があると確認した私は、即座にフレブルを叩きのめした。 歯が折れようが顔面から出血しようが『命あるだけありがたいと思え!』という気迫で叩きのめした。
フレブルは無傷だったが戦意を喪失しアモの近くにも寄れなくなった。
アモは傷ついたがその犠牲でフレブルも“気づいて”くれれば無駄ではなかったと私には思えたかもしれない。
だがその後の行動を見れば悲観する状況だ。
恐らく闘犬としての血がこのフレブルには流れているのだろう。そう理解すればすべての行動が理解できる。 それを何とかして欲しいという思いなら、負けた時の死を覚悟して欲しい。
命を懸けて振る舞う犬と接した経験は私にもある。 哀れだが精神の異常でなく本性であるならサル山のボス争いを体現させるしかない。
身の程を知り分をわきまえよ!さもなくば命を懸けい! できるならそんな切り札を出さずに君とつきあいたい。
今日の私のレッスンを見た方は躊躇なく『動物虐待』の通報をすべき事案である。 私は見事に制御したはずなのに相手が無傷であることに驚いている。 そんなはずはない! 我が家の愛犬アモが噛まれたことを知っている私が、相手のわんこを無傷で許すはずはない。
次に変化がなければこのフレブルはどうなるかわからないだろう。 闘犬の血を変えることなんて滅多にできることじゃない。 犠牲者を出さずに4回目を受けるよう準備だけはすすめておこう。
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